錦糸町のT病院では、事故の後の傷の回復もそうですが、救出した時、下半身がずぶぬれで臭くて、そのため、
毛がずる剝けて真っ赤にはれ上がっていた睾丸が見るからにいたそうで去勢手術と一緒に
尿管形成の手術もしていただいて、信玄はそこを取る手術もしていただいたのです。
オスの猫は雌の猫に比べて圧迫排尿が難しいらしいです。だから、手術の腕がピカイチのT先生にしていただいた
信玄はやっぱり運を持っているんだなこの時も思いました。
それからは圧迫排尿も結構、簡単にできるようになりました。
そのあとの傷の治りがあんまりよくなくて、肛門の下あたりの傷口がずっと赤く開いていて、しょっちゅう尿に
触れているために、なかなかふさがりませんでした。
H病院のO先生に見ていただいたら、毎日38〜39度のお湯で15分(15分というとこが大事らしいです)傷口を
洗ってみてと言われて早速、それ用のすのこを買ってきてその夜から、タオルで上半身くるんだ信玄をそこに寝
かし、やってみました。
最初はどうなるかと思ったのですが、おとなしく寝てされるままに気持ちよさそうにしている信玄。
それから、毎晩寝る前にやっていたら、本当に2〜3日でみるみるうちに(本当にみるみるうちにという言葉が
ぴったりするくらい)傷口がふさがってどこに傷口があるか分からなくなりました。
先生に報告に行ったら「そうだろ。薬つけるより治るんだよね。」って。
看護師さんもどれどれって見に来ていました。本来動物の持っている力ってすごいんだなぁと改めて感心
しました。
それから、毎晩お尻浴は続いています。
なにより、毎日ケージに閉じこもっている信玄がその時だけは、撫でさせてくれるように頭をもたげて気持ちよ
さそうにしてくれるからです。
それから、信玄と私たちの距離はぐんと縮まったのです。
つづく

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